以前私を “Grafica” と呼んでくださった、マエストロ・ステファノ・コニアが、東京で開催の弦楽器展示会のために来日されたので、会いに行ってきました。
「マエストロが私をgraficaと呼んでくださったので、それをそのまま屋号にしました」 というと
「で、なんで415なの?」と尋ねられたので
「私の誕生日で、レオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日でもあるんです。恐れ多いけどあやかりたいと思って」と答えると
「500年前の偉大な人だね、今年はちょうど没後500年だ」と。
確かに没後500年で、各地で様々な催し物をやっており、そんな年に屋号を決められたのもなんだかありがたみがある気がします。
マエストロは「graficaは人々に夢を与える仕事だし、ポスターやカレンダーはとても重要だ。何かおもしろい提案があったらぜひ連絡を取り合おう」と言ってくださいました。
ちなみに、「マエストロ」とは、いわゆる「マスター」。偉大な芸術家をこのように呼ぶこともあれば、工房など手工業の世界においては「親方」という意味でも使われます。ヴァイオリン制作では、どちらの意味合いでもありそう。ちなみにマエストロ・コニアはイタリアのヴァイオリン制作では巨匠と言われています。